「失われた古文書」関連:Fawnについて(2)

前回投稿(「失われた古文書」関連:Fawnについて(1))の続きです。前回はOld Fawnの内容でしたが今回はFawn。同じくUltima Online Codex Wikiを確認しました。以下はその翻訳文です。【 】はWiki上にリンクが貼られている箇所です。

 

1. Fawn:   

FawnはウルティマVIIパート2に登場する街です。

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Fawn

 

(概要)

Fawnは、Serpent島本土の西海岸の湾の海の上に建築されました。騎士の技量を競う目的で作られたダンジョン【Knight's Test】とそれを取り巻く森の北に位置していました。船員と漁師の都市で、その全盛期には魚のサプライヤーとして世界最大の規模を誇りました。ビヨンド島とニューソサリアの残りの部分を結ぶ航路は、多くの旅行者と貿易品を運びましたが、その航路はFawn艦隊により常に警護されていました。他の都市とは異なり、Fawnでは人工的な美しさが求められたので、全ての建物は白い大理石で建てられました。また、街は美しく製造された様々な物で溢れていました。

 

Serpent島でのアバターAvatar】 の冒険時代、悲運が街と人々を襲いました。Fawn艦隊が魔法の嵐により全滅し、海から得られる豊かな富が喪失した事によって経済は不安定になり、人々は大きく落胆しました。ゴブリンによる大胆な買い占めが増大する状況にも人々の心は益々重くなるばかりでした。このような状況の中、更に追い打ちを掛けるかの如く、政府権限がキリスタ【Kylista】、国家美学カルトの司祭、王室顧問のヴォルディン【Voldin】によって奪われた事が明らかになりました。若者の間に動揺と混乱が発生しました。そして、遠くのブリタニア【Britannia】からのフェローシップ【Fellowship】宣教師の到着によって、政権に反対する非合法な「大義」形成が促される事となりました。


(歴史)

  • 〈起〉Fawnの住人は、同名の古代ソサーリアン都市【Sosarian City】の人々の子孫でした。その古代都市は驚くほど美しいLady Fawnによって設立され、命名されたと言われています。モンター【Montor】の双子の2集落とムーン【Moon】の街からの反体制派と共に、フォーネーゼの多くの人々は、その後ブリタニアと呼ばれる土地から移住してきた魔術師エストラム【Estram】に加わりました。彼らは、美の抽象的な概念が第九の美徳として認められ、指導的な精神的原則として尊敬されるべきであると信じて、ロードブリティッシュ王【Lord British】の8つの美徳【Eight Virtues】の考えに反対しました。美を拒絶することは八徳の精神を示すものだという考えは、美を重んじるFawnの人々に深い憤りを生み出す事となりました。
  • 〈承〉これらの人々はFawnを離れてオスプレイとして知られている船で神秘的な蛇の柱【Serpent Pillars】を横断しました。そして、StrangerがMondainの宝石を粉砕する以前の時代に危険と絶望の国【Land of Danger and Despair】と言われた土地の海岸に着陸しました。Fawn人は、かつてデクトロンの古代の集落であったであろう場所に都市を建設し、そこで彼らは彼らの神聖な美のオラクル【Oracle of Beauty】を打ち立て、美への崇拝を国家宗教としました。この宗教の下では、女性だけが真の美しさに対応できると信じられ、Fawnの支配者は常に女性でした。男性は、偉大な船長や支配者の顧問評議会のメンバーが最高の地位を持っていました。Fawnの女性達は常に大事に扱われて、美しさを損ねるような振舞や行動は容認されませんでした。
  • 〈転〉不均衡な嵐が都市の経済を台無しにしました。艦隊全体が落雷によって破壊され、その過程で都市の人口の多くが犠牲になりました。この事が原因で次第にFawnは暗闇と鬱的な空気に包まれるようになりました。
  • 〈結〉Fawnの最後の日は波乱に満ちたものでした。アバターは、名目上の支配者であるレディ・エリリンダ【Lady Yelinda】を無力で無知にしようとする政府高官らの陰謀を発見、それら共謀者達の試みを挫きました。しかし、新しい統治は短く永続はしませんでした。マッド・イオロ【Mad Iolo】がFawnに来た暁には、彼は害虫と疫病を広めて殆ど全ての住民を殺しました。これがFawnの最後でした。

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Fawnの街(微妙にVesperチック)


2. 古文書「日記 by 著者不明」:

 (要約)

〇 このFawnで著者はバトリンと出会い、彼に仕えるようになりました。
⇒ 著者はバトリンは強大な魔法の使い手であり、物質世界の壁をすり抜られる事を知りました。

 

 〇 著者は「凍てつく北の地」で屍として生きながらえる人々の聖地に連れて行かれました。著者とバトリン達は氷の獣を倒し、そして一匹のデーモンの魂を捕らえました。

〇 次に、著者とバトリン達は「スカルクラッシャーピーク」に移動して、二匹目のデーモンを捕らえました。

⇒ 著者はバトリンの使う魔法は自然そのものが歪んでしまう様なとんでもない破壊力を持つ事を知りました。

 

 こんなバトリンを成敗できるのか??うむむ・・・

 次はバトリン征伐に関して古文書「かの王の手紙」を確認します。

 

3: 「スカルクラッシャーピーク」(ピーク⁼Peak、山の頂上の意味)

 

北の森の北にあるSerpent島には、同じ名前の山々の奥深くに、古代オフィディアンの都市スカルクラッシャーがありました。ウルティマVIIパート2に登場します。

 

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Skullcrusher

(概要)

スカルクラッシャーはカオスに捧げられた古代オフィディアンの都市でした。秩序、カオス、バランスに捧げられた3つの都市は、何らかの理由で自然の洞窟システム内に建設されていました。スカルクラッシャーは、Furance【Furance】(溶岩の街)程に暑くはありませんが、天然の溶岩流がある洞窟に作られました。都市は2つの別々の層に構築され、2番目の層はより深い地下にありました。その最も低い層にはカオスの神社【Shrine of Chaos】がありました。


(歴史)
ウルティマI【Ultima I】の時代、ダンジョンは「スカル・スマッシャー」として知られており、最も凶悪なモンスターで満たされた回廊が続くダンジョンでした。3匹の蛇が出現した後、カオスの街は、それらのモンスターを取り除いた後に改めてダンジョン内に建てられました。都市は、スピンブレーカー【Spinbreaker】、オーダーの街ですが、その反対側に立てられていました。その後、不均衡戦争【War of Imbalance】が始まりましたが、それは大虐殺から始まりました。大ヒエロファント・シスノス【Great Hierophant Ssithnos】を殺害した後、オーダー軍はカオス軍を非難して、警告無しにスカルクラッシャーの住民を殺害し始めたのです。この大虐殺の後、スカルクラッシャーは歴史の暗闇に落ちました。

 

それから何年も経って、吸血鬼ヴァスキュリオ【Vasculio】は、洞窟で発見された膨大なストーンハート【Stoneheart】を維持する為にスカルクラッシャー内に住まう事になりました。その後、ヴァスキュリオがアバターによって殺されると、彼らはカオス蛇【Chaos Serpent】を再度作成する為に神社への門を開きました。そして、アバターは去り、街は永遠の眠りに落ちました。

 

(続く)