Holiday Gifts Now Available (日本語)

UO 公式サイトでアナウンスがありましたので翻訳を行いました。内容は速報ベースの翻訳ですので、公式発表をお待ち頂ければ幸いです。

 

【Seasonal Greetings】

ブリタニアの皆様に季節のご挨拶を申し上げます。 

ホリデーシーズンの到来を祝して、ブリタニアの生産者達が鉈を研ぎ、ハンマーを準備しています!  今月は匠のフェスティバルが開催されますが、それを記念してVesperの"The Busy Bees"と"The Colored Canvas"の職人達が、ブリタニアの皆さんにホリデーギフトを提供します。クリスマス用染め物とキャンドル、コレクション性の高いアイテムですので、是非この機会にご入手下さい。一年に一度のこの特別な季節、大いに楽んで下さい!

 

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Coloured Canvas 2021 December 

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Coloured Canvas 2021 December_1

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Busy Bees 2021 December

 

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Busy Bees 2021 December_1

 

 

【闇の中の光】EMマラキ著

 

ベスパーにも冬が訪れ、雪の降る季節となりました。エリディールは物思いにふけりながら街を散策していると、橋の欄干に座っている若い女性にぶつかりました。彼女は水面に降る雪を眺めながら、鼻歌を歌っていました。エリディールが謝ると、女性は笑って飛び降りました。

 

「心配しないで。あなたが私を水の中に突き落とすことはできないわ。私はコリンヌよ。」「ああ、私はエリディールです。邪魔をしてごめんなさい」

 

エリディールはそこから立ち去ろうとしましたが、コリンヌは腕を大きく伸ばして彼をブロックしました。

 

「エリディール、この時期にしては浮かない顔をしているわね。クリスマスというのに?」

「今は問題の多い時代、色々とね・・」

「それはそうかもしれないわね。でも、どんな時代にも悩みはあるもの。貴方は一体何に悩んでいるのかしら?」

 

エリディールはため息をつきながら話し始めました。自分が長い間閉じ込められていた事、大切な懐かしい人々の事、そしてウィスプが自分に見せてくれたダークモンク達の儀式やレルヴィニアンの狂気の事、そして将来への不安も語りました。話せば話すほど、次から次へと話し続けました。話し終わったら、エリディールは自分の足が凍り付いたようになって動かなくなっている事に気が付きました。1時間近くも話し続けていたのです。

 

「ごめんなさい。あなたのお邪魔をしようと思った訳ではありません。寒いでしょう?」

「寒くありませんよ。2つ程アドバイスしても良いですか?」

「もちろん」

「あなたは一人ではありません。家族や友人はいないとしても、あなたには助けてくれる人達がいます。彼らに助けてもらいましょう。」

「ええ、そうですね。貴方のおっしゃっている事が分かります。そして、もう一つのアドバイスとは何でしょう?」

「この町の"Busy Bee "でキャンドルを買い求めてみて下さいな。寒い冬の夜にバニラの香りに癒されると元気になりますものね」


コリンヌはニヤリと笑ったような気がしましたが、エリディールは、自分が心配していた事が少し解消された気がして微笑みました。

 

「さてさて、エリディール、私はもう行かなくてはならないわ。"Colored Canvas"で肖像画を描いて貰いに行くの。あとでまた会えるかもしれないわね。」

 

*****

その後、エリディールはコリンヌが肖像画のモデルになっているのかが気になったので。彼女が教えてくれた”Colored Canvas”に立ち寄りました。エリディールは良さげなクリスマス用の版画を探していたという事もあるのですが、お店の中では有名な画家のアルバータ・ジャッコがクリスマス用版画の代わりに冬の花のアレンジメントを描いているのに気が付きました。そして、エリディールは、壁に飾られているコリンヌの肖像画を発見しました。

 

「どうしてこんなに早く完成したのですか?」店員は困った顔をして「それは新しい作品ではありませんよ。コリンヌは数年前に亡くなりました。愛らしい娘でしたが、生まれつき心臓が弱かったのです」

 

*****

エリディールはコテージに近づきドアをノックしました。老婆が出てくると、彼は自己紹介をしました。「街中で貴方の娘さんに会いまして。彼女にプレゼントを届けに立ち寄りました。」

 

女性は包みを開けました。「バニラキャンドル!?コリンヌのお気に入りでした。どうもありがとうございます。夕食をご一緒にいかがですか?」「ありがとうございます。そうさせていただきます。」

 

エリディールは家の中に入りました。そして、彼女がドアを閉めた時、エリディールはは誰かが道に沿って雪のエーテルを作っている事に気が付きました。

 

EOD