Forest of The Dark: 初代ウェイマスター(The Way)

 

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

前回記事「Forest of The Dary: 初代ウェイマスター」にて言及されているジョカ族に関する補足情報を追記します。Ultima Codexに記載されている「Juka」章翻訳です。

 

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MISTASにて

The Philosophy of the Way 「The Wayの思想 」

The Jukan Warrior Code 「ジョカ戦士の行動規範」

 

ジュカは彼らの行動規範を「The Way(道)」と呼びます。「The Way(道)」は彼らの生きる指針だけでなく、秩序ある社会の為の彼らの理想を包含する表現でもあります。ジョカを取り巻く誤解で最大級の物は、彼らが野蛮で無教養、という誤解ですが、これほど真実からかけ離れている内容は他にはありません。

 

間違いなく彼らは誇り高く攻撃的ですが、ジュカは儀式と美しさを重んじることにより、洗練された文化を培ってきました。名誉は彼らの動機付けの力であり、その社会を支える理念です。ジュカの戦士がそれぞれに人生の目標を持っていた場合であっても、個人的名誉と彼らの一族の名誉の探求が第一義となります。その他の全てはこの目標と比較すると二次的です。名誉に至る迄の明示的な道のりは一族によって若干異なりますが、この基本原則は「The Way(道)」を受容する全てのジュカに適用されます。


1. ジョカは強さを称賛する。


■ 単純に強いだけではなく(強さというのは、どのようない動物であっても有するものですが)、洗練されており、且つ統制が取れている強さを重んじます。弱い相手に対して自分の強さを誇示するという名誉ではなく。自分より弱い相手に対しての勝ち負けは問題外です。強さは、多くの形(人格や意志の強さ等)で示されます。と同時に技能とも連動します。従って、生産の技能を持つ者は生産にその強さを発揮する事となり、素晴らしい技能を示す事により賞賛を得る事ができるようになります。

 

■ 他の一族に対して力を行使する事に価値を見出す一族もいます。それらの人々は、強力な軍事派閥と提携して、個々並びに集団としての自らの強さを強調するのです。然しながら、その他の一族は英雄達の勇敢な行為やその偉大な知恵(強さの別の形の現れですが)に従うかもしれません。とはいえ、ジュカの名誉が約束されるどのような戦闘行為に対して、ジョカ一族の総意として好意的な注目を集める事となります。


2. ジュカは美しさを賞賛する。

 

■ ジョカでは、美しさは偉大な技能と統制が取れている強さを表現するものです。この為、ジュカはしばしば最低限の服を着る事により、彼らの(肉体/精神練磨の証拠としての)努力と献身の姿勢を示す事を好みます。この賞賛はジュカ族だけに留まるものではありません。美しい肉体、均整がとれた肉体、そして優美な佇まいは、戦士であれば深く評価されるものですので。

 

■ ジュカでは、素晴らしい美しさを持つオブジェクトも称賛の対象となります。美しく細工された武器や鎧は特に価値があり、ジュエリー、彫像、タペストリー、絵画、または他の芸術のオブジェクトも同様です。これらのオブジェクトは、多くの場合、家族や友人への贈り物として与えられますが、敵への敬意を示すものとして与えられる事もあります。

 

■ ジュカは敵を憎まない。彼らの敵とは、 臆病者、裏切り者、だらしなさ。確かに、ある一族の名誉獲得には、対戦相手の強さとスキルに依存する事となりますが、敵が大きければ大きいほど、彼を倒す際に得られた名誉は大きくなります。敵の強さを尊重することは、両当事者を称える役割を果たします。ジュカが同じ島の大陸のテクノクラート(不明)と共存することを可能にしているのは、この信念に基づくからです


■ 美しさへの賞賛は、美の創る人達にも及びます。ジュカ戦士は、詩人、芸術家、音楽家を保護する事で知られています。弱者を強者から守ることで得られる名誉であるだけでなく、美しさの創造者を守ることでも名誉が得られます。ジョカ族にとって、美の保存は常に高貴な目標です。

 

3. ジュカは、その行為が彼らに名誉をもたらす時にのみ殺します。

 

■ ジョカは死を些細なものとは考えていません。無意味な虐殺は決して栄光なことではありません。命が奪われるのであれば、一族のより大きな利益のためであるべきと考えます。若し名誉の相手が慈悲を求めた場合、それは与えれます。

 

■ 自分の優位を認めた敵を殺したとしても名誉とはなりません。名誉ある行いの物語を広める為に生き、それにより自分の一族の評判を高める方が良いと考えるからです。しかし、戦争となった場合には、ジュカは彼らの一族の安全の為には妥協をしません。自らの兄弟達を危険に晒すよりも慈悲を求める敵を殺す方を選択でしょう。

 

4. ジュカは敬意を持って他の人を扱います。そのように自分にも対応して欲しい。

 

■ これらの丈の硬い戦士の、そして少なくとも「The Way(道)」を受け入れると主張する者達の最も驚くべき特徴的は、その礼儀正しさです。ジュカは自慢したりしない。しかし、彼らは一族の勇敢な行為を称える歌を歌う事を殊の外喜びます。彼らの考え方では、これは自慢ではありません。むしろ、それは歴史の詩的な表現のようなもので、事実に誇張や改竄はありません。そのような行為は恥ずべき事として忌み嫌われるでしょう。

 

■ ジュカは弱い相手を倒しても名誉と考えないので虐めは嫌いです。失礼な行動や不愉快な行動は弱さの兆候です。 強さや規律を欠いている人だけが、他人を怒らせたり、苛めを行う必要性を見つけます。真の戦士は、自分自身に自信があります。滑らかで愛想の良い態度はその自信を最もよく示しています。苦味と嫉妬は無礼を生み出し、真の戦士はこれらを拒絶します。但し、ジュカはいつも静かでありストイックであるとは限りません。彼らは、歌や踊りや笑いが大好き。とはいうものの、お祭りには節制のある態度を崩さないように努めます。もしそうでなければ、問題児扱いされますので。

 

※ 1月6日(水)22:00~22:40「大和さん」ではアンクダンジョンで書写された本の朗読も行う予定です。

 

引き続きよろしくお願申し上げます。