トレジャーイベント関連: 「The Fallen Paladin」(日本語翻訳)

2022年秋トレジャーイベント「Treasures of Archlich」で入手できるロール本の翻訳を行いました。速報ベースの翻訳ですが、ご興味のある方はご参照頂ければ幸いです。

 

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トリンシックの街は歓喜と祝賀ムードに包まれていました。新入りのパラディン達がパラディン島よりパレードをしてきたのです。しかしながら、そんな陽気な雰囲気にそぐわない不吉な予言のようなものもあったのです。その内容は各階級のパラディンのリーダー達が恐れていたものでした。(パラディンリーダー達は自問自答しました)「美徳や騎士道の教えというのは、とうてい闇の魔法の力には及ばない。絶対的な力は魅力的だが、その代償とは一体何であろうか?」

 

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【Page2】

この日のパレードに参加したパラディンの中でJuo'narのような者はいませんでした。ブリタニア南部出身のJuo'narは、騎士道の伝授という分野における貢献を賞賛されていました。そしてJuo'narのように騎士道の訓練に秀でた者はいませんでした。

とはいうものの、そんなJuo'narはある種の欲望を持っている事をパラディン島のリーダーは気が付いていたのです。そして彼の欲望を恐れていました。さらに力を求めようとする欲望とでも言いましょうか。その欲望はJuo'nar自身を犠牲にする迄に強いものでした。

 

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【Page3】

Deceiteの奥深い所からその呼び声が聞こえていました。Juo'narの完璧なパラディンとしての生活そして騎士道の求道者という仮面の裏側では、無慈悲で反抗的な気持ちが燃え盛っていました。Juo'narは自分の欲望を無視しようと努めましたが、その呼び声は大きくなるばかりでした。

 

(勇敢なパラディンとして)これまで何度もそうしていたようにDeceit中を跋扈する邪悪な存在達を退治する事が自らのなすべき事と思っていました。しかし、アンデッドの軍勢を前にするとJuo'narは自らの剣を向けることができませんでした。その代わり、自分の血管の中に何かの命令のようなものが脈打ち始めたのを感じました。

 

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邪悪な心に取り付かれたJuo'narを浄化しようと試みましたがそれも叶わず、闇の力に王国が支配されるまであと少しとなってしまいました。なぜなら、Juo'narはMinaxに促されてトリンシックにアンデッドの軍勢を送り込んだからです。

トリンシックを守るために王国の民が戦いました。戦士は剣を振るい、弓を飛ばし、魔法使いは呪文を唱え、吟遊詩人は歌で見方を鼓舞しながら、トリンシックを守ろうとしました。そうして、最後にはJuo'narとアンデッドの軍団を撃退しました。

 

しかし、当時はJuo'narとDeceit奥深くに潜む邪悪な存在のつながりを知る人は誰もいませんでした。

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